衛生福利部食品薬物管理署は、健康に潜在的な影響を及ぼさないよう、カフェインの摂取量は一日300㎎を超えないことを推奨しています。
茶葉に含まれるカフェインの量は茶の木の品種や収穫部位、季節、気候、栽培条件などの影響を受けます。また、茶と水の比率、水温、時間、回数など、お茶の淹れ方の違いによっても、茶湯に含まれるカフェインの量は異なります。
実験によると、各種のお茶に含まれるカフェインは、水温が下がると溶出量が減少することがわかっています。緑茶の標準的な淹れ方(3g+150mlの水)を例に、三種の異なる水温で淹れた場合、カフェインの溶出量は次のようになりました。
温度 | 時間 | カフェイン含有量 |
---|---|---|
4℃(冷水) | 水出し4時間 | 100 mg/L |
80℃ | 5分間 | 180 mg/L |
100℃ | 5分間 | 390 mg/L |
茶葉からカフェインが溶出するのには様々な要素が影響しますが、最もコントロールしやすいのがお茶を淹れるときの水温です。お茶を飲むのは好きだけれどカフェインの摂取量が気になるという方は、温度を低めにしたり、水出しにしてみてはいかがでしょうか。
出典:茶葉改良場-茶業専門情報97期
https://www.tbrs.gov.tw/ws.php?id=2655
