茶葉の分類

茶葉の分類とは、一体どういうものなのでしょうか。たとえば、紅茶と緑茶は、特定の茶葉の品種ではなく、茶葉の発酵度の違いによる分類です。

すべての茶葉の品種において、収穫された後すぐにブランチング処理(不発酵/非酸化)されるのが緑茶、十分な時間をかけて茶葉を発酵/酸化させ、作られるものが紅茶です。発酵の程度と加工によって、茶葉は一般的に、緑茶、黄茶、白茶、青茶、紅茶、黒茶の六種に大別されます。

六大茶種の中で、緑茶と黄茶は不発酵茶、白茶と青茶は部分発酵茶(一般的にポピュラーな烏龍茶と東方美人茶は、その多くが青茶の範囲に属します)、紅茶が全発酵茶で、黒茶はさらに進んだ後発酵茶(茶葉を数ヶ月または数年寝かせ、その中の麹菌を発酵させた後に作る)です。お湯を注いだ後の茶湯の色の濃淡でも簡単にお茶の種類を見分けることができます。

基本的に、すべての茶の木の品種で六大分類のお茶を作ることができますが、茶の木の品種にはそれぞれ適性があり、たとえば青心烏龍の品種は、六大茶種の中でも、半発酵の青茶にしたものが最も素晴らしく、口当たりが最高です。紅玉(台茶十八号)は全発酵の紅茶にしたものが何より優れています。

「茶種」や「お茶の分類」に興味がおありの場合は、ぜひ三余堂のお店にいらしてください。ぜひゆっくりお茶を飲みながらお話しさせてください。

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