宵越し茶について

「宵越し茶」とは昔からあるお茶の淹れ方で、茶葉に熱いお湯を注いだ後、そのままお湯の中に長時間(一晩中)浸しておいたお茶のことをいいます。

高温で長時間浸すために、茶葉からはタンニンやカフェインなどが溶出し続けるため、宵越し茶は苦く渋みがあり、動悸や胃腸の不快感などを引き起こしやすくなります。低温の状態で保存していない場合、空気中の細菌や微生物によって、茶湯はより変質しやすくなります。お年寄りの方が、宵越しのお茶は飲まないようにとたびたび注意するのは、こういった理由によるのです。

Line oa chat 250618 121233
加入三余堂茶友,訂閱活動資訊
近期文章