茶葉の生産地(国)ごとに、土壌に含まれる元素の特徴と組成が異なるため、茶葉の中の微量元素には差異が生じます。そのため、茶葉の中の微量元素を検査することは、茶葉の産地を鑑別する重要な根拠となります。農業委員会茶葉改良場では、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)を用いて、異なる国を産地とする茶葉に含まれる多種の微量元素含有量を分析し、作成した多重元素データベースに基づき、台湾茶と外国茶の判別を行っており、その正確度は98%に達します。
農業部の資料によると、台湾の茶葉消費量はここ三年で毎年平均約3.4万トンに達し、そのうち輸入茶が80%を占め、ベトナム産茶葉が最多となっています。台湾産の銘茶は品質がよく、比較的単価が高いため、価格が70%も安い輸入茶の誘惑を前に、低価格の輸入茶を混入して販売し、暴利を得ようとする悪徳業者が時々現れます。輸入茶の品質の良し悪しはともかくとして、それを台湾の銘茶に混入し、高い価格で販売すること自体があってはならないことです。
出典:農業部茶葉改良場
https://www.tbrs.gov.tw/theme_data.php?theme=news&sub_theme=agricultural_news&id=4621&print=Y
